音の楽しみ方のいろいろ

音は忘れやすいですが、思い出した時にはその風景まで思い出します!仕事でもプライベートでも使える音の魔法をプレゼント

劇団プークさんの人形劇を紀伊国屋ホールで鑑賞しました。

3月26日の雨の降る日曜日でしたが、保育園に置いてあったチラシに興味を惹かれて家族で人形劇を鑑賞してきました。 

 

チラシを自宅に持って帰ったら、妻が人形劇好きと聞いてこれは行かないとと思い、チケットを購入しました。 

 

場所は紀伊国屋ホール

 

1964年、紀伊國屋書店新宿本店ビル竣工と同時に開場した紀伊國屋ホールには、以来、文学座、民藝、俳優座青年座、地人会、木冬社、こまつ座など、日本演劇界を代表する劇団が次々と登場。
若手新進劇団にも広く舞台を開放。
つかこうへい、野田秀樹鴻上尚史三谷幸喜ほかを送り出し、「新劇の甲子園」とも呼ばれています。

 

 

かなり薄い記憶ですが、私も子供の頃に訪れたことのある場所かなと思えるくらいに懐かしい感じがした小規模なホールでしたが、とても落ち着いた雰囲気の中で楽しい人形劇を見ることが出来ました。

 

 

第一幕は

霧と風から聞いた話 

東北の田舎で暮らしている嘉十は、時には山菜やきのこを狩りに山へ入ります。そんな嘉十に、霧と風がきかせてくれたとっておきのお話。
 早朝、森の霧からきいたのは、白く光る物体を見つけ、大騒ぎする小さなアリンコたちのお話です。
 夕方、山の風からきいたのは、鹿たちと風にひらひら舞う手ぬぐいのお話。今に伝わる、
「鹿(しし)おどり」のはじまりなんだそうです。多くの人に愛されている宮沢賢治の童話からお贈りする、こどものための人形劇詩。

『上演にあたって』演出/岸本真理子

「ありときのこ」「鹿おどりのはじまり」は宮沢賢治の作品の中でも郷土色の濃いファンタスティックなお話です。動物の目線から見た世界は、新鮮な驚きにあふれています。「人間と自然が共存していくことの大切さ」を透明感ある舞台から感じとってもらい、時間的にも環境的にも、生き生きと成長できる土壌が失われつつある観客の子どもたちに、ゆったり楽しんでお芝居を観てもらえることを願っています。

 

 

 私は宮沢賢治さんの作品では「注文の多い料理店」くらいしか思い出せませんでしたが、今回みた人形劇は構成がとても良く、子供が惹きつけられて観ていました。

 

初めは「ありさん」が擬人化して大きくなってきた「ありときのこ」というお話。

ありさん」が「きのこ」を何かの怪物?と思って仲間の応援を呼び退治しようと試みる可愛らしい物語です。 

何匹ものありさんが出てくるのですが、兵隊さんの役のようで、コメディちっくに演出されていました。 

 

平和な場所に訪れた異変に驚く住民ってもしかしたらありさんのような感じなのかも知れないですね。 

 

数年前に日本で最も美しい村に登録されている昭和村を思い出しました。

utsukushii-mura.jp

 

ここは、とっても静かな村で2泊しましたが、朝の静かな時間はとても心地よかったのを覚えています(笑)

 

1幕の2章の「鹿(しし)おどり」は村人が近くにいた鹿にお弁当のおにぎりを置いていったのですが、近くに手拭いを置きっ放しにしたため、鹿たちが手拭いを「罠」と間違えて何とかおにぎりを取ろうと必死になるこれもまた可愛らしい物語です(笑)

 

続いて休憩の後に見た「うかれバイオリン」ですが、海外からの物語ですが、童話はいつの時代も変わらず、子供達だけでなく大人も楽しませてくれる内容です。

もらったバイオリンを奏でると、誰でもみんな踊りだすという内容で、舞台の途中途中で子供の笑い声がよく聞こえてきました。(大声で泣く子供のいましたが(笑))

 

よくよく童話を思い出すと、赤ずきんや7匹の子ヤギのように、人や子ヒツジがオオカミに食べられてしまうが、ハサミでお腹を切って助けるという内容など無茶なシチュエーションが多いのですが、童話(寓話)は子供の頃に体験するとても貴重な物語でした。

 

主人公の少年トムは、働いて手に入れた銅貨三枚をもって、旅に出かけました。
途中、貧しい小人の老人に出会い、銅貨を分けてあげたトムは、老人からその御礼にとバイオリンをもらいます。実はこのバイオリン、その音色を聞いたら誰でもうかれて踊りだすという、不思議なバイオリンだったのです。
 働く場所を探して、ある大金持ちの地主の家へやってきたトム。うそつきな地主や、自分勝手な役人たちを踊らせてしまうバイオリン。かれらもこのバイオリンにかかっては、ひとたまりをありません。しまいには逃げだしてしまうのです。
 バイオリンの音色がホンモノとニセモノを確かに見分け、また心やさしいトムの手にあって、すばらしい力を発揮するのです。
『うかれバイオリンの音色』 演出/竹内とよ子

 バイオリンは今から五百年前も昔、北イタリアで生まれたそうで、以来、人々の喜びや悲しみを奏でてきました。そして、昔語りに出てくるバイオリンは摩訶不思議な力を持っているものが多く、『うかれバイオリン』もそんな話の一つです。
  この話を世に出したアンドルー・ラングはイギリスの作家で、幼少期を深い森に囲まれた大自然の中で育ち、長じて世界各国の童話を収集。子どもは世界中どこでも、強く正しく美しいものが大好きで、常に弱いもの貧しいものの味方だと確信するようになったといいます。
  ここに登場する少年トムも、ラングの思いそのままに元気はつらつ大活躍。心優しいトムの手にあって、不思議な魔力を持つバイオリンはどんな力を発揮し、どんな世界を繰り広げてくれるでしょうか。 

 

 

人形劇と思って参加しましたが、演出のこだわりや、人形を操る技術などとても魅了されました。 

 

久々の新宿でしたが、とても良い時間でした。 

 

一時期は紀伊国屋書店が買収されるなどの話も聞いていましたが、このホールはこれからも文化発展のための場所として継続してほしいです。